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The green-eyed monster

 冬休み。俺たち3年生は、受験に向けて自主登校期間に入った。
 最後の闘いが終わり、大学に行かないことをすでに決めている俺もうみも、暇を持て余している。
 ……はずなのだが。
「うーみっ、今日こそ遊ぼーぜー」
『あ、京一。……ごめん。今日、ちょっと先約があってさ』
「またかよー…。どこかに出かけるん――」
『ごめんね。お客が来るから、準備しなくちゃ。悪いけど、切るよ』
 聞き返すより早く、『今日も遊べません宣言』をされてしまった。ここ何日か、俺はうみに振られまくっている。毎日、電話で遊びのお誘いをかけているのだが、それは見事な断られっぷりだ。
「ちぇっ」
 電話を切られた俺は、受話器を握ったまま舌打ちをした。クリスマスでのあのかわいさを疑いたくもなってくるよな、まったく。
 あの時のあいつと言ったら、そりゃあもう………。
 ……………。
 …………………………。
 ……はっ!
 会ってない分、想像力が逞しくなっているようだ。だめだだめだ、こんなことじゃ。
 とにかく、せめて訳を知らなきゃ納得できねえ! 誰か知ってそうなヤツにでも、聞いてみるか。美里か小蒔。……こういう話なら、小蒔の方が聞きやすいかもな。
 思い立ったら実行あるのみ。俺は、握ったままだった受話器を乱暴に置き、すぐに取り上げて小蒔の家に電話する。
『はいっ、桜井です』
 いきなり本人が出た。
「おう、小蒔か。京一だけど」
『なーんだ、京一かあ。何、なんか用?』
「なんだとは何だよ。……まあいい、ところでちょっと聞きたいことがあるんだけどよ。お前、今日とか昨日、うみと何か約束してなかったか?」
『うみと? ううん、してないけど……あ、京一。もしかしてうみに振られたんだ?』
 こいつ、イヤなことにばかり鋭いんだよな。図星だと言うのも悔しかったので、受け流してやる。
「……いや、今日は俺も用事があってよ。でも、ここんとこ、うみの方も何かと忙しそうなんだけど、お前何か知らねえか?」
『うーん……何日か前に、紗夜ちゃんが遊びに来るんだーって言ってすごく喜んでたよ。お菓子、何作ろうかな、って張り切ってた。……ボクが知ってるのはそれくらいかなあ』
「紗夜ちゃん?」
『うん。あの二人、最近すごく仲いいみたいだよ?それに、うみ、年末から桜ヶ丘に通ってるから、ほとんど毎日会ってるんじゃないかな』
 うみは、柳生から受けた傷を診てもらうため、二日に一度は桜が丘に行っている。傷自体は完治しているのだが、ヒーリングで少しでも刀傷の跡が消えてくれはしないかと、院長が頑張ってくれているらしい。それに、紗夜ちゃんはうみの親友だから、遊びに来てもおかしくはない。
 しかし、毎日? ……じゃあ今年に入ってからは、俺よりも紗夜ちゃんに会ってる回数の方が多いってことじゃねえか。そんなこと、俺が許さねえー!うみといちばん仲が良くなくちゃいけないのは、俺でないとダメだ!!
『うみは京一より、紗夜ちゃんを選んだってことじゃないのー?』
 電話の向こうで、小蒔は俺にとどめを刺そうとしていた。にやにや笑っている顔が目に浮かぶようだ。くそ、無性に腹が立ってきたぜ。この怒りは……焼きもち、なのか、やっぱり。なんかそれって、すげえ情けねえよなあ。
「そんなはずねーだろ! 俺とうみとの絆は、そんなことじゃ破れないんだっっ!」
 そんな気持ちを振り払うように、叫ぶ。
『もう。電話口で怒鳴るなよっ!』
「悪い。つい興奮しちまって」
『ったく、なーに言ってんのさ。ボクだって、本気でそんなこと思ってないよ。京一らしくないなあ、気になるんならうみに直接聞いたら? ……あ、弟が泣いてるみたいだ! もう用事ないんだったら、切っていいかな?』
「あ、ああ。悪い、ありがとな」
『ううん、よくわかんないけど、頑張りなよ。責任持って、うみを幸せにしてよね! じゃーね』
 またしても、通話の切れた受話器を持ったまま考え込む俺。うみは『お客が来るから』って言ってたよな。じゃあ今日は、紗夜ちゃんの方が来てるってことか。俺を差し置いて二人でいちゃつくとは、許せねえ!
 ……いや、二人とも女なんだから、それは見当違いか。そうは思っても、なんだかすっきりしねえんだよな。うーん、何してるのか気になるぜ。
 さっきの小蒔のアドバイスが頭の中に響いて来る。
『京一らしくないなあ、気になるんならうみに直接聞いたら?』
 よし、うみん家に行ってみるか。紗夜ちゃんが出てきたら即部屋に入って、証拠(?)を差し押さえる。
 やっぱり、思い立ったら実行あるのみ。完璧なる待ち伏せ計画、決行。

 うー、寒みー。
 俺は、今日何度目かの心の叫びを飲み込みながら、コートの襟を合わせた。一体いつになったら出てくんだよ、紗夜ちゃんは。もうだいぶ薄暗くなってきたじゃねえか。いくら雪が振らねえっていっても、冬場はやっぱ寒いぜ…。あったかいラーメン、大盛りで食いてえなー。乗り込んじまおうかな、いっそ。
 うみの部屋の前で俺が葛藤していると、やっとのことでドアが開いた。出てきた紗夜ちゃんと鉢合わせする
「あ、紗夜ちゃん」
「京一さん。えっと、今晩は」
 紗夜ちゃんは、俺を見て驚いたようだったが、すぐに振り向いて、奥にいるらしいうみに言った。
「ゆうみー。京一さんが」
 部屋の中を覗き込むと、うみと目が合った。妙にうろたえている。
「きょ、京一! どうして」
「……よう」
 なんとも間抜けな再会になってしまった。俺、もっとドラマチックな展開を期待してたんだけど。
「もしかしたら、ずっとここに?」
「ずっとじゃねえよ。ほんの3時間くらいだ」
「3……時間!? ……って、こんな寒い中、どうしたの?」
「だってよ、気になるじゃねえか。紗夜ちゃんを家に呼ぶのに、俺に内緒なんて。一言、そう言ってくれれば済むのによ」
「それは、その、いろいろわけがあってさあ」
 うみは、申し訳なさそうに下を向いて答える。すると、やりとりを横で聞いていた紗夜ちゃんが、一歩引いて言った。
「あの、わたしはこれで失礼します。京一さん、ずっと夕海をお借りしてごめんなさい。あとは、お二人で。……夕海、頑張ってね」
 紗夜ちゃんは、うみに向かって意味ありげに微笑む。うみが、大きく頷いた。
「頑張る? 何をだ?」
「ありがと、紗夜。あとで、桜ヶ丘に差し入れ持ってくからね」
「期待して待ってる。……それじゃ、またね。京一さん、失礼します」
「あ、ああ。またな」
 俺とうみは、何となく無言で紗夜ちゃんの背中を見送っていたが――。
 やがて彼女がエレベーターに乗り込むと、うみは口を開いた。
「京一、唇青いよ? とにかく、部屋の中に入って」
「おう」
 うみに手を引っ張られ、ほどよく暖房の効いた部屋に上がる。凍った筋肉が融けていくようだ。しかし、寒さで固まった口が、上手く動かない。
「あ、暖けえ。……生き返ったぜ」
「そりゃ、外よりはよっぽど暖かいでしょ。飲み物、コーヒーでいい?」
「ホットなら、何でもいい」
 本音である。
「はいはい。じゃ、今いれてくるから、そこに座ってて。ハンガーはそこにあるから、コート掛けなよ」
 そう言い置いてうみがキッチンに立った隙に、部屋を見回してみる。相変わらず、無国籍というかごった煮的な部屋だ。この前来たときと比べて変わったところと言えば、招き猫が一匹増えているくらいか。また如月んとこから貰ってきたんだろう。
 だが、特に何かしてた、っていう痕跡は無い。
 しばらくすると、うみの手作りチーズケーキとブラックコーヒーがテーブルに並んだ。いつもどおり、旨そうだ。しかし、こんなことで買収される俺ではない!何を秘密にしてるのか聞き出さねえと、俺は今晩眠れねえっ。
 コーヒーを一口飲み、当初の目的を果たそうと、俺は真顔でうみに聞いた。
「で? 二人で、何してたんだよ?」
「ほんとは、今日これから京一に会いに行くつもりだったんだ。手間が省けちゃった」
 うみは、俺の気持ちを知ってか知らずかニコニコしながら言う。悪意が無いから、なおさら頭を抱えたくなるんだよな。
「あのなあ……。答えになってねえだろ? 俺、ここんとこ、訳も分からずにずっと振られっぱなしなんだぜ? もう気になって気になって気になって」
「分かったってば。ごめんね、黙って断って。ちょっと、これ食べて待っててくれる?」
 そう言って俺の不満を途中でさえぎり、うみはキッチンの奥、死角へと消えた。一人ぽつんとテーブルの前に取り残されてしまった俺。手持ち無沙汰なので、仕方なく(本当に仕方なく、だ!)ケーキとコーヒーをいただく。
 もぐもぐ。
 ……甘さ控えめで、旨い。焼き加減もバッチリだ。こんな彼女をもって俺は幸せだなあ。
 もぐもぐ。旨い旨い。
「おまたせー」
 俺がチーズケーキと幸せを噛み締めているうちに、うみが戻ってきた。紙包みを二つ抱えている。その一つを俺の前に置くと、うみは俺の向かいに座った。
「はい。年越しちゃったけど、クリスマスプレゼント」
「……?」
 何だ? クリスマス? 状況を飲み込めない俺は、さらに補足説明をされる。
「去年は、クリスマスどころじゃなかったでしょ? 京一からはもらったけど、あたしはプレゼント用意してなかったから。もらいっぱなしじゃ、悪いと思って。開けて、開けて」
「サンキュー。じゃ、開けるぜ?」
「どーぞ」
 リボンをほどき、包みを開けていく俺を見ながら、うみは『ほんの気持ちなんだけど…』と言った。
「……おっ」
 裸になった紙袋を開けて中を覗くと、入っていたのは、濃い黄緑色のマフラーだった。シンプルなデザインで、幅広のタイプ。服装は機能重視で、余計なものを身に付けない俺のツボを押さえたセレクトだ。
 しかも。
「これ、手編みじゃねえか。……じゃあ、これのために、紗夜ちゃんと会ってたのか」
「うん。編み物って良くわかんなかったから、紗夜に教えてもらって。ラッピングまで教えてもらっちゃった」
「言ってくれても良かったのによー」
 俺は、大げさにため息をつく。理由が分かってみれば簡単なことだ。オーバーな俺の抗議に対し、うみは、意地悪そうに言った。
「京一には内緒にして、驚かせてやりたかったんだよ。修学旅行の時の、櫛の仕返し」
 ちっとも悪そうに聞こえないが、それが彼女にしては精一杯の意地悪なのである。
「なあんだ……そういうことか」
 くう、可愛いヤツめー!
 俺は途端にご機嫌になって、紙袋からマフラーを引っ張り出し、首に巻いてみる。暖かい。部屋の暖房とコーヒーで、体温は正常近くまで上がっていたと思うのだが。やっぱ愛かな、この暖かさは。
「その色もね、紗夜と相談して決めたんだ。京一、何色着ても似合うから毛糸選ぶの大変だったんだから。茶色い髪にも学ランにも合うように、オリーブイエロー」
「オリーブイエローっていうのか、この色」
 『深い黄緑』じゃあ、ダメらしい。色なんかどうでもいいってわけじゃねえが、まあ俺はうみのお手製ってだけで十分満足なんだけどな。
「そう。うーん、思ったとおり、きれい。良かったあ」
「二人でいろいろ考えてくれたわけだ。紗夜ちゃんにも、礼言わなきゃなあ。……ありがとな。すごく、暖けえ」
「どういたしまして。それでね、こんなのもあるんだ」
 そう言って、うみはもう一つの袋から中身を取り出す。
「お、手袋か」
 うみ曰く『オリーブイエロー』の、ミトンの手袋。こちらは、マフラーとは対照的にかなり細かく模様が編み込まれている。
「そう。失敗したら困ると思って、毛糸買い過ぎちゃって。余ったやつで、紗夜が編んでくれたの。……これは、あたしのにするんだ。ベタだけど、それとお揃い」
 うみが、手袋を嵌めた手でマフラーを引っ張りながら言った。
「ペアか。ま、確かにベタだけど、俺は嬉しいぜ」
 「嬉しいよ、あたしだって! そうだ。……ね、初『ペアルック』でご飯食べに行こうか」
 銀色の掛け時計を見上げると、まだ五時だ。俺はさっきケーキを食べたばかりだ(たぶんうみもそうだろう)が、せっかくの提案を蹴ることもない。
「そうだな。晩飯にはちょっと早えけど、時間潰しながら行くか」
 久しぶりに、今日はずっと一緒に居たい。
 ……とは、さすがに言えなかった。

 俺たちは、お揃いのマフラーと手袋という装備でマンションのロビーを出た。歩きながら、いつもと同じような会話を交わす。
「京一ー。塩ラーメン、食べたい」
「ラーメン食うのはいいけどよ。絶対、味噌の方が旨いって言ってんだろ、いつも」
 しかし、俺にはまだうみに言えてないことがあった。アドリブじゃあ言えないと思ったから、あらかじめ考えてきたことが――。
「味噌はカロリー高そうなんだもん」
「食ったら動きゃあいいだろ」
「じゃ、旧校舎にでも行く?」
「……おとなしく、塩食ってろよ」
 軽口の応酬が少し途切れる。その機を逃さず、俺は切り出した。
「なあ、うみ。企むのはいいけどよ、やっぱ、俺にだけは何してんのか教えてくれねえか?連絡も無しに会えねえと、冗談抜きに心配になるんだよ」
 そう言うと、うみは神妙な顔で俺の表情を覗き込む。彼女なりに悪いと思っているのか、かなり声のトーンが落ちていた。
「そんなに、気にしてたんだ? そうだよね、最近ずっとだったから……」
「まあな。ちょっとでも目離すと、どこかに行っちまいそうで……消えちまいそうでよ」
 柳生に斬られたうみが、入院していた間は、本気でそう思っていた。今はもう、そんな心配も無いのだが。
「もちろん、もう闘いも終わったし、そんなことあるはずないって分かっちゃいるんだけどな。それに、いろいろとくだらねえこと考えちまうからよ」
 俺は、そこで口籠る。
「……ん? 何?」
 少し躊躇したが、続きを促すうみの相槌で勢いを付け、言葉を押し出す。
「俺、小蒔から『うみが紗夜ちゃんと会ってるらしい』って聞いて、なんつーか、その……。嫉妬してたんだ、すげえ恥ずかしいけど。お前が、紗夜ちゃんには俺の知らない顔を見せてるんだ、と思うとさ」
 うみは、黙って聞いている。ここんとこ、ずっと燻っていたこの気持ちに名前を付けるんなら、きっと『独占欲』なんだろう。
 彼女の隣は、いつでも俺のために空けられてる席のはずなのに、と考えていた自分が確かにいた。誰かを想うってのは、綺麗ごとだけでは済まないものなのかもしれねえな――。
 生まれて初めて、そう感じた数日間だった。
「17年間生きてきたけどよ。自分がこんなにヤなヤツだとは、ついさっきまで気付かなかったぜ。……でも、だからこそ、うみに伝えねえと、と思った。お前には、俺の本音を知っといて欲しいからな」
 ため息とともに言いたかったことを吐き出した俺は、空を仰いで立ち止まる。冬空は薄曇りで、夕闇よりもかえって明るく、やたら眩しかった。
「京一の気持ち、すごく良く分かった……。ごめんね、余計なコト考えさせちゃってさ。ここ何日か、ずっとそう思ってたんでしょ?暗くなっちゃったよね? これからは、ちゃんと言うから、大丈夫」
 うみは、申し訳無さそうに、でもきっぱりと言った。俺は、彼女の頭をわしゃっ、と撫でて言った。うみは、突然のことに「ひゃっ」と声をあげる。
「別に怒ってるわけじゃねえから、謝まんなって。ただ……俺はやっぱお前に惚れてんだなあ、と改めて思い知った、かな。……なんか結局、そういうことだったみてえだ」
 彼女は、しばらくじっと足元に視線を落としていたが、やがて、勢い良く顔を上げ、俺の目を見た。
「嫌なヤツじゃないよ、京一は。もしホントに嫌な男だったら、惚れるわけないでしょ? あたしだって、京一がもし誰かとこっそり会ってるとしたら、嫉妬もするし腹も立つと思う。でも、そう思ってくれるほどあたしを好きでいてくれるんなら、そんなに嬉しいことはないんだよ?」
 俺のマフラーが、寒風になびく。うみが慌てて背伸びをし、それを直してくれた。
「……そうだよな。そう思ってくれると、ありがてえ」
 俺は、身長が足りなくて、かなり無理して伸びているうみを、ふわりと抱き締めた。すると、うみの腕が、マフラーの上からぎゅっと巻きつく。暖かい。
「そういうところも全部入れて、京一なんだから……それでいいんだよ。あたしは、そんなことで京一を嫌いにならないから。あたしには、いくらでもほんとのこと、言ってね?」
 とても優しい笑顔で、うみは言った。俺も、笑って答える。
「ああ。……サンキュ、うみ」
「こちらこそ、そんなに想ってくれてありがと。……ところでさ、恥ずかしいから、そろそろ解放してくれないかな……?」
 周りが見えてなかった俺はすっかり場所を忘れていたが、新宿の真ん中で抱き合っていては、かなり目立つ。彼女の方は、すでに俺から手を離していた。
「そうだな。ちょっと失敗したかもな……」
 慌てて彼女から離れる。離れてもなお、ついさっきまでくっついていたところは暖かさを失わなかった。俺たちは、どちらからともなくまた歩き出す。
 それを合図にしたかのように、普段と同じ会話が戻ってきた。
「さすがに寒くねえな、マフラーがあると」
「当たり前でしょ? なんせ、あたしの愛がこもってるからね」
「念もこもってそうだけどな。恐え恐え」
「それで、首絞められたい? この手袋だって、紗夜の愛がたっぷり入ってるから、きっと恐いよー?」
 それは確かに恐そうだ。
「勘弁してくれ」
「もう、本気にしないでよ。そんなことするわけないでしょ?」
 うみが、もこもこの両手で自分の顔を挟みながら、そう言った。
「わーってるって。……うん、やっぱ暖けえ」
「喜び過ぎだよ」
くすぐったそうな彼女の横顔を見ながら、俺は自分だけに聞こえるように小さく呟く。
「……でもよ。マフラーも手袋も無くたって、お前の隣にいれば、俺は暖かいんだぜ」


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